情報共有:非常停止スイッチからの復帰についての質問への返答

2016年8月19日 参加チームへの連絡

参加チームから、つくばチャレンジの非常停止スイッチについて、下の[質問内容」の問い合わせを受けました。これについては、実行委員長より以下のとおり返答しました。

[質問内容]
  >  ロボットが暴走し、非常停止スイッチを押した後に、ロボットを再
  >  始動させる際についてお伺いしたく、メールをお送りいたしました。
  >  この場合、非常停止スイッチを元に戻すという操作一つで、復帰し
  >  なければならないのでしょうか?
  >  それとも、オペレータがスイッチを元に戻すという操作以外にも復
  >  帰させるためのプロセスを+αで踏んでもよろしいのでしょうか?

[返答の内容」
「ロボットに関する順守事項」では、非常停止から復帰できるようにすることを求めていますが、そのための操作としては規定しておりませんので、どのような操作をしていただいても結構です。

ただし、以下の点にご注意ください。

1.危険を感知して非常停止させるを得ないことになれば、基本的には、その時点でロボットの自律性が外れたことになり、ロボット走行は失格とみなされます。ところが、この条件は、人とぶつかりそうになるなど、実施の危険時に非常停止スイッチを操作することをためらわせるおそれがあります。そこで、(それを防ぐため、)一旦停止させた場合をすべて走行失敗とはみなさず、場合によっては走行再開をしたあと、改めてその状況について判断する、こととしています。

2.したがって、非常停止スイッチを押されなかった時には人やモノと衝突した、と判断されるケースは、再開はありません。(上記で、「ロボットが暴走」とありますが、そう見える場合は、その時点で自律走行は失敗と判断されますので、復帰はできません。)

3.一旦停止後に走行を再開する場合に、前に人がいるなどの情報や、再開後のロボットの動作についての指示を入力することは許されないので、そのような操作をしたと疑われることが起こらないように、ご注意をお願いします。