課題達成のマイルストーン

本走行結果の公表と課題達成の認定

 つくばチャレンジは競技・競争ではないので、順位をつけることはない。ただし、本走行の結果は、つくばチャレンジ実行委員会で確認して、公表する。

 つくばチャレンジは、与えられた課題を実世界の中でしっかりと遂行するロボットを目指す。したがって、与えられた課題が達成できたか否かが、そのロボットの評価である。

 しかし、つくばチャレンジ2017の課題をロボットが自律的に達成することは、きわめて難しく、参加チームがゼロから課題に取り組むことにはかなりのハードルがある。そこで、各参加チームの技術開発の中間目標となるよう、自律走行や自律行動の達成度をマイルストーンとして設定し、本走行でこれらの走行や行動を達成したロボットを認定する。

 なお、十分な経験のないチームには、横断歩道を渡る実験は危険や市民に対する迷惑となる可能性があるので、勧めないこととする。

そこで、つくばチャレンジ2017では

1. 横断歩道を渡る区間を含むコースの完走、および、課題の達成

2. 横断歩道を渡る区間を含まないコースの完走、および、課題の達成

について、認定する。

 

自律走行の達成度(マイルストーン)の認定

マイルストーン1:確認走行区間の自律走行達成
 スタートから大清水公園を出るところまでの260mの自律走行の達成

マイルストーン2:中間点(1km点)までの自律走行の達成
 スタート後、大清水公園・つくば公園通り遊歩道・つくばセンター広場を経て、Q’tつくばのオープンストリートにある1km地点までの自律走行を達成。

マイルストーン3:横断歩道を含まない課題コースにおける自律走行の達成

マイルストーン4:横断歩道区間を含む課題コースにおける自律走行の達成

 

探索の達成度の認定

 ロボットがスタート点から走行開始後、自律的に走行して、3箇所の探索エリアで計4人の探索対象のうち何人を見つけたかを認定する。

 

つくばチャレンジ2017の課題達成の認定

 つくばチャレンジ2017の課題は、本走行において自律走行のマイルストーン3かマイルストーン4を達成し、4人の探索対象を発見することである。これを達成したロボット(とチーム)を、課題達成として認定する。