実験走行における安全の確保について

 2013年6月20日

つくばチャレンジ2013

ロボットの実験走行における安全の確保について

つくばチャレンジ実行委員会

つくばチャレンジにおける走行実験は、地区の警察(つくば中央警察署)より、道路使用許可を得て実施します。道路使用については、当然ながら、「安全にはとくに注意を払い、危険が発生しない状況を確保すること。」が求められています。

 市民や関係者の安全を確保し、また市民に迷惑をかけることが起こらないよう、さらに、互いに効率よく実質的な技術開発ができるよう、以下の点について、ご協力をお願いします。

なお、ロボットの「自律走行」に限らず「手動操作等による動力走行」をさせる場合もロボットの実験走行と考え、条件外のロボットによる実験や、指定された実験走行日以外に走行させることは避けて下さい。ロボットを用いない測定や、手動台車に載せての運搬等によるテストなど、動力を用いない実験は、実験走行の日以外でも行うことはできます。但し、この場合も他の通行人(歩行者・自転車等)の安全確保への配慮や迷惑にならないよう十分ご注意下さい。

 

【安全のための遵守事項と、走行に先立つ安全性チェック】

1. ロボットの構成や機能について、安全のための遵守事項(ホームページ)を定めています。ロボットを開発・製作するときはこの各条件を遵守するようお願いします。

2. 各実験走行日には、走行に先立ち、他人の目で見てロボットの安全を確認する、安全性チェックを行い、このチェックが済んだロボットのみがコースを走行できるものとします。なお、このチェックは、つくばチャレンジ実行委員会の委員が担当します。

 

【実験走行についての注意】

3. ロボットの走行場所は、指定されたコースと探索エリア(道路使用許可範囲)内のみとし、それ以外の場所は走行しないよう管理をお願いします。

4. ロボットが暴走したときの事故を防止するため、コース周辺の階段、および、コース中のブリッジの欄干には近づかないようご注意下さい。

5. 実験走行時には、実施環境や周辺住民に充分配慮し、騒音等も極力抑制するようご配慮下さい。

【安全管理責任者】

6. 安全の確保と、実験時の責任を明確とするため、各ロボット事に安全管理責任者(1名)と走行管理責任者(主任オペレータ、1名)を定めて、実験走行日ごとにその氏名を届け出て下さい。

7. 安全管理責任者は、参加ティームの登録に基づき、「つくばチャレンジ実行委員会」からその役割を委任された方と見なされます。実験走行を行う時は、登録された安全管理責任者が必ず同行して下さい。

8. 安全管理責任者は、ロボットのオペレータとは別に、担当するロボットの実験走行等の安全管理業務に専念する役割を負います。

9. 安全管理責任者は、ロボット走行時には、ロボットに同行しつつ、ロボットの動作の監視を行うのではなく、周囲の歩行者や自転車等の安全のために、注意を喚起すると共に協力を要請する他、必要に応じてロボットのオペレータに注意を促す事を主な役割とします。

10. 安全管理責任者は、ロボットが走行中は、実行委員会から貸与される安全ベストを着用して下さい。また、常時、実行委員会事務局と相互に連絡可能な携帯電話を所有し緊密な連絡をお願いします。

 

【事故等への対処】

11. 実験走行日であっても、万一事故が起こった場合、委員会は責任を負うことはできませんので実験走行・テストは参加者の責任の下で行うことが原則です。

12. 万一、事故または問題が発生した場合には速やかに実行委員会事務局へ連絡を行うと共にその指示に従っていただくようお願いいたします。

13. 参加者同士の事故等による損害についての賠償請求は、お互いにこれを行わないことで予めご了解下さい。

14. 現場の警察官等から何らかの指示がある場合には、その指示に従うと共に、速やかにその状況を事務局へ連絡をお願い致します。

 

【その他】

15. 情報の錯綜による混乱を避けるために、「つくばチャレンジ2013」の公道に於ける実験に関しての問い合わせは実行委員会事務局に対して行うこととし、所轄警察署への個別の問い合わせ等はご遠慮頂くようお願いします。