参加登録チームへの連絡メール(油田実行委員長より)
【重要なご連絡】つくばチャレンジにおける市民の安全への脅威を防ぐために(注意喚起と安全管理者の役割)

2013年10月15日 お知らせ

つくばチャレンジ2013参加者各位(責任者と連絡担当者の皆さま)
(チームの責任者と連絡担当者にbccにてお送りしています。)

油田@つくばチャレンジ実行委員会です。

つくばチャレンジの本走行が近づき、皆さまも開発や調整に余念がないことと存じます。
皆さまの努力に心より敬意を評します。

さて、重要なご連絡ですので、御手数ですが、最後までお読みください。

今年のから始まったつくばチャレンジ第2ステージでは、昨年までの第1ステージに比して、市民の多い広場や遊歩道を走る区間が長く、また、探索行 動のためにロボットはいろいろな振る舞いをしています。このため、市民や見物人とのロボットの間で何らかのインタラクションも多く、第5回 (10/5)までの実験走行でも、昨年までに比して一回り多くの安全のために注意すべき事象が発生しています。

第4回および第5回の実験走行では、いくつかの安全に関する注意が私宛に届いています。皆様と情報共有をするためにお送りします。皆さまも他人事 とは思わず、次回以降の実験走行および本走行では、十分にご注意をお願いします。

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● 実験走行の様子を見ていて1番危ないなと思われるのは、参加者と市民が双方に互いの存在に関心がないときです。例えば、ロボットを動かす側もそれに夢中、走る自転車もロボットを動かす者に関心を払わずすぐ横を通りすぎて行くケース。この場合、ロボットを動かしている私たちがより一層注意を払う必要があることを改めて認識してください。

● 音を鳴らしたり、人を感知して止まる機能をつければそれで大丈夫だと思い、オペレーターや安全管理者が周囲の人に積極的関心を払おうとしないチームがあり ます、これが最も危険という印象です。

● 以下は、前回の実験走行で、大久保さんが遭遇した危ないなと思った事例です。
これらは、主に安全管理者の問題ですが、チームの責任者やリーダは、メンバー の安全に関する意識の向上と、安全管理者の選考やその役割の伝達に、十分配慮していただくようお願いします。

・走行中、安全管理者が周囲を見ずにロボットの動画を撮りながら動いてた。
・複数台のロボットがペデストリアン上で並んで止まってロボットの調整をしていた。
 安全管理者はロボットを見て周りを見ていなかった。
・探索中や探索1エリアからペデに合流する場所で、安全管理者は5m以上ロボットから離れており、ロボットのすぐ横を自転車が通りすぎた。
・左や右に曲がる場所で、ロボットのオペレータは前方しか見ておらず後ろから来る自転車に気づかない。
・オペレーターその他複数人がペデを横に広がり歩いていた(双方向から通行人がきた場合通れない)

● 最後のケースなどでは、安全管理者が、危険を予測して、チームメンバーにはっきりと注意を与える必要があります。安全管理者は、そこまでの責任を意識してください。

● 場所としては、人が多く、イベントやマルシェをやっているライトオン前やセンター広場が1番リスクが高いようです。ここではとくにご注意をお願いします。

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つくば市や警察が許可するから、パブリックな場所で実験ができるのはなく、市民がそれを許容してくれるから実験ができることを意識してください。 したがって、ロボットの実験をする側として、周囲の市民へ関心を持つことやパブリックな場所ではどう振る舞うべきかをしっかりと考えることは極め て重要です。こちらから周囲の市民に対して積極的に説明したり挨拶するくらいの態度が、結構重要だと感じています。
とくに、チームの責任者の先生方には、パブリックな場所でやっていることの意味を改めて考えていただくようお願いします。
なお、事務局としては、危険な場所に保安員を立てるという選択肢もありますが、やはりロボットの振る舞いの分かっているつくばチャレンジ参加者に は十分注意を払ってもらうことが大原則です。

なお、実験時の市民の安全を確保するために、非常停止等について、若干のルールを定める計画です。これについては、なるべく早くご連絡致します。

よろしくご協力をお願いします。