つくばチャレンジ2016参加のお礼、および、今後の計画とお願い

2016年11月11日 参加チームへの連絡

つくばチャレンジ2016参加チームの皆さま

油田@芝浦工業大学/つくばチャレンジ実行委員会です。

 つくばチャレンジ2016にご参加いただき、ありがとうございました。
本年も、前半の実験走行は雨がちで、実験条件としては厳しかったのですが、後半は天気も良く、とくに本走行は好天に恵まれ、人にとって(実行委員会としても)良い条件で本走行を行うことができました。

 本年度の課題コースの大きな特徴は、自律走行すべき距離が長かったことです。コースが長いと必然的にいろいろなことが起こります。その条件で、12台のロボットが2km超のコースを完走し、また、1kmの中間地点を越えて自律走行のマイルストーン2を達成したロボットも11台いました。これは、実世界を確実に自律走行する技術レベルが大変高かったことを表しています。一方、本年度の課題の内信号機を見て横断歩道を渡る区間や、人出が多い中で探索を行うことは、相変わらず難しかったことが印象に残りました。
 本年度の本走行の結果は事務局がつくばチャレンジのHPに載せてくれましたので、ご覧頂ければ幸いです。ともあれ、これらの難しい課題にチャレンジされた皆さまの真摯な努力に敬意を表します。
 さて、このようにリアルワールドを自分で判断して走行するロボットの技術を開発・蓄積してこれを共有化するのがつくばチャレンジの目的です。このため、年明けの1月5日に筑波大学を会場として、つくばチャレンジシンポジウムを開催します。皆さまには、ポスターセッションでのロボットの開発経験のご発表をお願いします。多くの方にご参加頂き、活発な意見交換がなされることを期待しております。また、その前に、シンポジウムの予稿集としてのレポートの原稿の作成をお願いします(12月中旬締切の予定)。さらに、本年の成果の広く共有化するために、再度、皆さまが開発されたロボットの仕様と写真(外観写真と、カ
バーを外した状態の写真)を集めさせていただき、ホームページに掲載したいと考えております。これらについては、追ってご連絡しますので、よろしくご協力をおねがいします。
 なお、1月のシンポジウムの前に、計測自動制御学会システムインテグレーション講演会(SI2016、12/15-17、札幌)でつくばチャレンジのオーガナイズドセッションを行います。ここでは32件の発表が予定されており、そのプログラムは既に
http://www.si-sice.org/si2016/
に掲載されています。遠方ではありますが、発表者以外でも可能な方は是非お出かけいただき議論にご参加下さい。