実験条件

ロボットに関する条件

ロボット本体

  • バッテリ、センサ、コンピュータ、アクチュエータ(モーター)など、自律走行に必要なデバイスをすべて内蔵した自立型の自律移動ロボットであること
  • 通信により、インターネット上のサービスを使用しても良い

自律走行

  • 対象とする走行環境で、事前にマニュアル走行(リモコン/手押し)によるデータ取得などを行って良い
    ただし、実験走行日と本走行日以外の動力走行(リモコン走行を含む)は禁止
  • あらかじめロボットに搭載した情報と、実時間でセンサから取得した情報にしたがって、自律的に走行すること
  • 安全確保のために規定された操作を除き、チームメンバーによる操作を一切受けることなく、完全に自律的に走行すること

環境に関する条件

  • 実環境(リアルワールド)を対象とする
    一般の通行人がいる、あるがままの環境(歩道、広場、公園など)である
  • ロボットのために既存の物の位置を変更するなどの準備は一切行わない
  • あらかじめ設置されている信号機や道路標識などの設備は使用できる
  • つくばチャレンジのために環境側へのロボット用設備の設置などは行わない
    • 例1:既存の GNSS は使用できるが、チームが GNSS 基地局(基準点)を設置することは禁止
    • 例2:既存の携帯電話回線などは使用できるが、ロボット本体以外の環境側に通信機器を設置することは禁止
  • 安全の確保のため、運営側で看板やロードコーン、交通整理の委員などを配置する

※つくばチャレンジ自体を、ロボット用設備などの社会実装の実証実験として利用する場合、その設備を環境側に設置することがある。実行委員会では、このような利用は歓迎するが、それを用いたロボットの自律走行が条件を満たしているか否かは個別に判断する。

運営に関する条件

  • 万一事故が起こった場合、実行委員会や事務局は責任を負うことはできない
    各チームの責任で実験を行うこと
  • 参加者同士の過失による事故などの損害は、お互いに賠償請求を行わないこと
  • 何らかの事故や問題が発生した場合、速やかに事務局へ連絡すると共に、その指示に従うこと
  • 警察官などから何らかの指示があった場合、その指示に従うと共に、速やかに事務局へ連絡すること
  • 情報の錯綜による混乱を避けるため、つくばチャレンジに関する問い合わせは事務局に対して行うこととし、警察署などへの個別の問い合わせは行わないこと